第5回 秋の味覚!

特集05:秋の味覚!
さつまいも
さつまいも

天高く馬肥ゆる秋~これから初冬にかけて旬の”さつま芋”
さつま芋の主成分は、炭水化物で蔗糖や果糖、ブドウ糖を多く含んでいますので芋類の中で唯一強い甘みを持つのが特長です。
ビタミンCやビタミンE、カリウムや食物繊維もたっぷり!
便秘予防や整腸作用疲労回復、シミ・ソバカスにも有効で女性にとって嬉しい食材です。

さつま芋は、強い甘みをもっているので副食として、含め煮・てんぷら・きんぴらなど
で食しますが、間食やデザート感覚で、きんとん・大学芋・スイートポテト・さつま芋と
りんごの重ね煮・パイ・焼き芋など…惣菜からおやつまで幅広い利用法があります。

秋のティータイムに、スイートポテトなどお勧めです♪

Point:よりおいしく さつまいもを食べるには?

皆さんはさつま芋を電子レンジで加熱して食べると甘味が少ないことを実感していませんか?さつま芋の甘味はアミラーゼというでんぷんで、60℃位で糖化が進み大きいまま加熱すると糖分が増えて甘みも増します。焼き芋がホクホク甘くておいしいのはこのためです。

さつま芋は空気に触れると変色しやすいので、切ったらすぐに水につけましょう。
煮る時には、レモンのスライスを入れると色よく仕上がります。
調理に少し塩を用いると甘味が強調されます。ふかし芋が蒸しあがったところに塩を少々ふるとより甘みが増します。
さつま芋を甘辛く煮るには、やや大きめに切り、調味料を最初から加えておくと内部までよく浸透すると共に、組織を引き締めて煮崩れが防げます。

選ぶ時は、なるべく太く、皮の色が均一でつやのあるものを、凸凹の少ないなめらかな物を、皮の一部が黒くなっているものは、その部分が苦いので避けましょう。
ひげ根の多いものは筋っぽいので避けたほうがよいでしょう。

買ってきたら、さつま芋は寒さに弱いので、冷蔵庫には入れないようにしてくださいね。新聞紙などに包んで、冷暗所に置いておきましょう。

秋刀魚(さんま)
秋刀魚(さんま)

さんまは「秋刀魚」と書くように、ずばり秋が旬の魚です。
江戸時代には、「さんまがでるとアンマがひっこむ」といわれたほど、栄養価の高い庶民の味として親しまれていました。
また、昔から落語や諺、さまざまな言い回しにも登場するほど親しみやすい魚としておなじみですね。最近は”魚離れ”ということが言われ、魚の需要が年々減ってきていますが、「薬の魚・さんま」といわれるほど生活習慣病予防にぴったりの魚です。
子どもからお年寄りまでぜひぜひ食べていただきたい魚です。

さんまは回遊魚で、秋の北海道から南下し始める頃のものが、最も脂質の含量が高くおいしいです。さんまの脂に多く含まれるEPAやDHA。EHA(エイコサペンタエン酸)は食品から摂らなければ人間の体内で作ることができません。血液をサラサラにして動脈硬化や心筋梗塞を防ぐ働きがあるので、多くの生活習慣病の予防・改善に効果があります。
DHA(ドコサヘキサエン酸)は脳の発育や機能維持に効果があり、ボケ防止に役立ちます。
悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす働きがありますので、さんまや鯖・ブリ・はまち・いわしなどの魚は積極的に食べてください。


Point:よりおいしく 秋刀魚を食べるには?

さんまの栄養を丸ごと食べるには、栄養分は脂と内臓に含まれているので、姿のまま、脂を落とさないようにすることがポイントです。
内臓も味が良く苦味も穏やかなのでぜひ食べてください。生臭みや苦みを和らげ、季節の味をだすには、大根おろしをたっぷり添えたり、すだちやかぼす、レモンなどの汁を落とすとよいでしょう。
焼き魚のほか、脂を上手に摂るには鉄板でバター焼きにしたり、オイル焼き・チーズ焼き・みそ焼き・つけ焼き・カレー煮・甘辛煮…いろいろと挑戦してみてください。
加熱したものは冷めると身がしまって硬くなるので、熱いうちに食べましょう!

選ぶ時は、体にはりがあり、背部の青黒色が鮮やかに輝いて光沢のあるものを選びましょう。目が真っ黒いのも要チェックです。

これからは、さつま芋やさんまの他に、
じゃが芋・里芋・山の芋・なす・かぼちゃ・菊の花・きのこ類・かつお・いわし・さば・さけ・えび
いちじく・柿・なし・ラフランス・りんご・ぶどう・かりん…

秋を満喫してください!食欲の秋・読書の秋・スポーツの秋です。
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