本来は「草」の意で人間にとって有効な働きのある植物のことをいいます。料理に風味を添えるだけでなく、薬効・健康増進・美容・芳香・防虫・防臭・染色など様々な働きがあります。
パセリ・バジル・ミント・セージ…などの他、私達が昔からなじんできた、しそ・わさび・みつば・みょうがなどもハーブでその種類は数多くあります。主に茎・葉・花などの部分を使います。
料理に使うことで、肉や魚の匂いや臭みを消したり塩などの調味料を控えることができます。
また香りや風味を増すだけでなく、身体にも良い効果が期待できます。ハーブの特徴を知り、好きな香りを選び、しっかり楽しみたいのであればたくさん入れて、あっさりめが好きなら少なめに使用するとよいでしょう。
【バジル】 イタリア料理に欠かせないハーブ。パスタやトマトを使ったサラダのほかにハーブオイルやビネガーに利用するとよいです。 |
【タイム】 肉や野菜のブーケガルニとして、 ハーブバターやハーブオイルにも向きます。 |
【ディル】 ポテトや魚料理と相性がいいです。ビネガー漬けやピクルスにも使われます。 |
【イタリアンパセリ】 サラダやサンドイッチ、スープ、煮込みにと幅広く使えます。 |
【オレガノ】 トマトやチーズとの相性は抜群。ピザ・パスタ・リゾットなどによく使われます。 |
【フェンネル】 魚料理によく使われます。種子はケーキやクッキーに焼きこんだりします。 |
【ローズマリー】 肉料理やポテト料理、煮込み料理によく合います。パンやクッキーに入れて焼くと甘さが引き立ちます。 |
【セージ】 数あるハーブの中でもベストと言っていいほど利用価値の高いハーブです。肉料理の臭み消しに、イワシやサバなどのくせの強いものと良く合います。 |
【レモングラス】 刻んで、エスニック料理やタイ料理によく使われます。 |
ハーブはヨーロッパでは、風邪をひいたり、お腹をこわしたりといった、ちょっとした不調のために常備されていたお茶のようで、民間療法として親しまれていたとのこと。
ハーブには多くの薬効がありますが、ハーブティーの魅力は何といっても、色・香り・味ですね。楽しみながら飲むことでその効能がより高まるでしょう。それぞれのハーブが個性を持っていますが、さらにいくつかのハーブをブレンドすることでそれがより豊かになります。
自分だけのオリジナル、お気に入りの色・香り・味を探したらいかがでしょう!
- カモミール … 精神安定、風邪(初期)、胃腸障害
- レモングラス … 発熱、頭痛、消化促進、整腸作用、貧血
- オレガノ … 頭痛、生理痛、強壮作用
- ディル … 食欲増進、消化促進、口臭防止
- ミント … リラックス効果
- フェンネル … 食欲増進、便秘
- ラベンダー … 安眠作用、便秘、精神疲労回復
- タイム … 喉の痛み、頭痛、疲労回復、安眠作用
- セージ … 鎮静、鎮痛、安眠作用
- バジル … リラックス効果
フレッシュハーブなら3本指で一つまみ。
ドライならティースプーンで1杯が1カップ分の目安量です。
温めたポットの人数分のハーブを入れ、熱湯を注ぎます。
※必ず沸騰したお湯を使いましょう。
フレッシュハーブなら4~5分、ドライハーブなら3分ほど蒸らし、温めておいたティーカップに注ぎます。
私たちの日常生活の中にはいたるところにストレスの原因となるストレッサーが潜んでいます。
気付かないうちにストレスは溜っています。ストレスの原因を解決することが大切ですが、それが簡単にできないことも多いですよね。そんなときにはリラックス方法の一つアロマテラピーを試してみてはいかがでしょう。

アロマ=芳香、テラピー=療法という意味です。
花や草などの植物から抽出される天然の芳香成分”精油(エッセンシャルオイル)”は、心と身体のバランスを整え、人間本来の自然治癒力や抵抗力を高めます。
健康や美容にとても役立ってくれる植物の力、それがアロマテラピーです。
西洋では病気の予防・治療にアロマテラピーが用いられているとのことです。
- ストレスを感じる時に
ラベンダー、イランイラン、ローズ、フランキンセンス、サンダルウッドなど
- 落ち込んだ時に気分を明るくさせる
ローズマリー、ベルガモット、グレープフルーツ、スイートオレンジ、ジャスミンなど
- 緊張をほぐす
ラベンダー、イランイラン、カモミール、ネロリ、ローズ
- 不眠解消に
ラベンダー、カモミール、サンダルウッド
- 肩こりを和らげる
ラベンダー、ローズマリー、カモミール
- 風邪やのどの炎症に
ユーカリ、ラベンダー、サイプレス、シダーウッド
